EPIC2014

奥様が戻ってくるまでにいい男になろうとエクストリーム・メークオーバー中のtonotonoが興奮気味にメッセをおくってきた。 このリンクをみてくれと。内容はtonotonoのblogに綺麗にまとめてあるので、自分の中学中退(日本の正式な学歴的には小卒)の駄文では書く気にはならない。しかし、このFlash、最近ぼーっとアンテナをはっていたことを見事なまでに一つの絵にしてくれた。隣学校(MSU)の卒業生がつくったFlashらしい。日本語訳がまだでてないので興味のある人は声をかけてみるといい。しかし、こんなのが出回ってるんだったら、俺の幼稚な考察なんてバカじゃん。ITから足を洗って3年のにわかブロガーにこんな重いもの見せつけてtonotonoはどこまで俺の自尊心を傷つければ気が済むのだろう。
 ということで感想。自分はこのWeb2.0やらをあまり意識してなかったし、上の層で行われているBlogのやりとりは正直疲れるのでちゃんと見ていない。しかしここに挙がるサービスに類似した物はすべて手を出しているのでそれなりに絵は描ける。ということで何点か自分が感じたポイントをシェア。

コンピュータ
  映画などでロボットの逆襲などよくいうが、いつも鼻で笑っていた。2010年に動的にニュースを生成するとあるが、コンピュータが、発信する情報の色をプログラムによって変えることができるのであれば社会全体の方向性もプログラム一つによって変わる可能性がある。しかもこのようなモノポリーを築くのであれば恐ろしくてしょうがない。

他人
  2014年のEPICの時代になれば、自分に合ったコンテンツを自分の好きな様に配信するとあるが、センセーショナリズムに落ちやすい大衆にとって、ここで良いブロガー(エディター)というのはなにを基準に信頼すればいいのだろうか? もしネットオークションのような評価モデルで信用を築くのあれば"逆オオカミ少年"的な言動によってエイプリル・フールだったでは許されないことが起きるかもしれない。

自分
とりあえずすべて良しとしよう。作者も認める薄っぺらいセンセーショナリズムも排除することができたとして、それって理想のメディアなのだろうか? 自分の思想にあった情報が、自分とちょうどいいバイアスで発信される。真実をつくるのは自分であって、今まで以上に自分の聞きたいことしか聞かなくなる。 どんな本か忘れたが、まだウェブが流行はじめたころに世界は地理的な条件で形成されることはなくなり、ネット上で国家が形成されるようなことが書いてあった。思想によって人々が別れてしまう可能性があるとしたらこのようなシナリオもあるのではないだろうか?本来、人々の距離を縮めるための技術が、近い人間を遠い存在にしてしまう可能性がある。

 性格的にDevil's Adovocateなのでどうしてもネガティブな視点が先走ってしまうのだが面白いことには違いない。まだいろんな切り口で見ることができるだろう。インターフェースとなるハードウェアの存在や、今勉強中のジェネレーション・YやZの価値観との照合など。 今週末はゆっくりと。。。なんて、そんな先を見なくても宮里藍とミシェルウィーという楽しい対決があるのでビール片手にそっちに集中します。このトピック怖いトラフィックが増えそうだなぁ。。