日本人の勇士

 今日は久しぶりに学校のイベントのフードファイトなるものを観戦してきた。フードファイトというと本来アメリカ人にとっては、「食べ物の投げ合いっこ」というイメージが強かったらしいのだが、そんなことはしてはいけない。なんせこのイベントは、フードドライブ(Thanksgiving、クリスマスに向けて恵まれない人への食品の寄付?)の一環なのだから。。
 観戦したもう一つの理由は、同じアパートに住む日本人のHGさん(変態芸人の呼称とは関連ゼロ)がセクションから選抜を受け、参加することになったからだ。当然選抜を受けた理由は、彼の人望が一番なのだが、意外や意外、こんな田舎でも、天才ホットドッグ早食い王KOBAYASHIは、スポーツニュースにでたり、CMの題材に使われたりと知名度が高く、軽くそんなステレオタイプにハメられた節も否めない。でもHGさん、このフードファイトには、一番の適任者であること間違いない。何故ってそれはお題が、「チキンウィング」だから。日本にも最近あるが、あの辛い手羽先である。HGさんはMBAにくる前までは、日本の中部地方で働いていた。あの手羽先のメッカにいたのである。当然、「世界の山ちゃん」などで、手羽先の食べ方は心得ているはず。そんなフードファイトの申し子は、日本人同期から手作りのハチマキを受け、試合に望むのであった。
 で、結果は???? 残念ながら優勝は逃してしまったが、クラスメートから一番の声援を受けていた彼が一番輝いていた。久しぶりに目頭が熱くなった。彼の勇姿に感動して、このイベントに対して10ドルを寄付。間違いなく仕事を果たしてくれた。といいながらも、声援中は、「水飲むなー!」、「口拭くなー!」などと熱くなりすぎてしまった自分達のテーブル陣は、天からの罰か、その後食べたウィングが辛すぎて全員死亡。そんな我々にも律儀に、試合後に挨拶に来てくれて、ブログの掲載にも了承してくれたHGさんの好感度はかなり高いのでした。