Srirachaソース (緑のキャップ)

taquitos2005-11-07

みやこ先生のヒョンなコメントから、このソースについて書きたくなってしまった。
これ、ベトナム系のチリソースなんだけど、アメリカに住んでいるアジア人ならどこらかのアジア系レストランで見たことがあると思う。市場としてはすごいニッチなはずなのに、今では多くのアメリカ人も知っているソースにいつの間にか成長してしまったのだ。(ラベルが読めないからRoosterソースと呼ばれている。)
個人的な解析なのだが、2つの要素がうまく働いていると思う。まずは値段。17オンス(480グラム)入っていて4ドル。タバスコは2オンスで2ドルぐらいだからイメージがつくかな。。(フェアな比較じゃない??)とにかく安いのだ。2つ目はこの緑のチューブ型になっているキャップ。これらの特徴が面白く働いていることがわかる。
1)安いのでレストランで使われる
2)チューブ型なのでテーブルにそのまま置ける(多くの豆板醤等はレストランの入れ物に詰め替え)
3)緑だから客の目に残る(チリソースの赤とのコントラスト)
4)自ら同じものを探す
意識して行われたとは思わないけど、これって凄いと思うんですよ。コメントでも書いたけど、このソースがアメリカチェーンのNoodles & Companyのすべてのテーブルに並んでいるのを見た時はかなりショッキングだった。だって、ラベルがベトナム語のままなんだから。。このソースをアメリカ人はピザにつけたり、サルサに入れたりしてるんですよ。恐るべきマーケティングです。安易にソース会社を作るだけじゃやっぱだめなんですねー。
ちょっと豆知識を加えると、この会社Huy Fong(匯豐)っていうんだけど、ベトナム人創立者が移民時に乗ってきた船の名前だってさ。なんか重いよね。。っちゅーことは、ベトナムにはこのソースはないのか??
ちなみに自分はこのソース苦手です。。はは。ユウキ食品(何故Youki??)の豆板醤が好き。