Las Vegas その2

 どん底から這い上がりなんとかトントンでBlack Jackを終えた後、一人、部屋に上がるのを惜しんで、向かったCrapsテーブル。 Crapsは、その時点で2回やって、すべて勝ち越している。もはや負け知らずだと思ったのだが。。100ドルからはじめて、残り20ドルで自分がサイコロを振る順番になった。 となりで、くっちゃべっているカップルが、いつ賭けるかタイミングを見計らっていたのだが、自分がサイコロを振っている最中に一言。
女:「彼はどう?今、8をとったけど?」
男:「だめだなぁ。彼は振っている時、ハッピーじゃない。」
それは当然、ここで自分の振りによって、先ほどなんとかトントンで終えた成果を、マイナス100ドルと、ワイフに申告しなければならない。。正直、ビビっていた。
男:「だめなんだよねぇ。女の子みたいにサイコロ投げてちゃ。彼はだめ。」
ちきしょー、と思い投げたサイコロは7。これイコール負け。
自分(男をにらみ):「おい、こんなのすべて統計なんだよ。」
と言って場を去った。。。統計学的には、賭けの回数を増やせば、ある程度復活できるはずなのだが、そんな追加投資は許されない。。冷静に考えてみれば、勝ち男と自負していた自分が、気を小さくして数学的な言い訳をしていることが悔しかった。小さい。小さすぎる。MBAが俺を小さくしているのか??
そして、その翌日。
この景色を見ながら、大きく生きようと誓ったのであった。