Globalism

今日の授業はGlobalismについて。 教授が冗談めいた言葉で、
「映画は悪い映画ほど、世界でヒットする。それと同じように世界市場は悪い製品ほど成功するのかもしれない。マクドナルドとか。。」
要するに、文化という要素をとっぱらったドンパチ映画のほうがわかりやすいでしょ?ってこと。 ビジネスとしてこのPrincipleは簡略化という意味では学ぶべき要素はあるが、それがGlobalism戦略を立てる上での芯になるということはありえない。しかし冗談であっても「劣った製品=世界市場での成功」というのは海外にいる日本人から見た場合、正しい面もあるかもしれない。
アメリカに来てショックを受けるのは家電の安っぽさと携帯のダサさ。この原因は消費者層とインフラの違いだろう。 中国でも思ったことだが、日本の製品は、世界にとってハイエンドすぎるのではないかということ。その上にマーケットの守備範囲を広くするために同社製品とは思えないほどのローエンド製品も投入している。これは悲しい事実だ。個人的にはハイレベルな製品が競争することによって、Innovationが生まれると信じているので、InnovationのCycleが遅い世界の市場を見ているとストレスを感じる。(この場合のInnovationは発明・発見という話ではなく、機能向上といったほうが正しいだろう。)でも、このまま日本の企業が世界で生き残ることができなくなってしまえばさらに不幸な話である。
結局このクラスで学んだことは、Globalismにおいてのチャレンジは、新しい拠点にていままで培ってきたCore Competencyを活かした戦略の立案、また、拠点同士での横断的な知識の共有だそうだ。
Economies of Scaleというのは市場拡大での恩恵だが、単純にローコスト製品を大量にさばくだけでは芸がない。Scale Meritをうまく活用しながら、それぞれの市場にあった製品を展開できるようになるのが日本の企業の課題かもしれない。