World Economy Final

taquitos2004-12-20

今日は最後のWorld Economyの期末テストに備え、tonotono宅で同級生4人で試験勉強。このクラスでは為替やオフショアリングといったグローバル・エコノミーにおいての問題点をリアルタイムな出来事に合わせて勉強していった。
今日みんなで復習していてちょっと面白いことを思い出した。クラスではいかに世界のリソースを上手く使い、競争力を上げていくかを学ぶのだが、製造業に関しては相対競争力に注力がおかれ、今後は現在よりリソース配分において柔軟性が必要だと認識した。 何を思い出したかというと、先月日本に帰国した時に立ち寄った電化製品店でシャープのAquosほとんどに「亀山工場生産」と書いてあったのだ。 その時の印象は、「工場をブランド化ってすごいなぁ。」といった感じ。この業界にちょっと関わったことがあったので、亀山工場の技術的なすごさは自分なりには理解しているのだが、このマーケティングは彼らの技術力を指しているのか、環境対策を指しているのか、日本で生活していないのでいまいち一般の人にどのようなインプットが行われてるのかはちょっとわからなかった。というより、「一般の人はどこまで認識しているのだろうか?」というほうが不思議だったんだけど。
まぁ、とにかく、このようなマーケッティングを行うということは、相対競争力を持ったライバルはいないと自負してるように感じる。いくら他の場所でLCDテレビを安く作れたとしても、同じ品質のモノをつくれる場所は他にないといってるんだよね。ちょっと説明不足かな。。こういうマーケティングをすることによって、亀山工場以外のLCDテレビはクソっていってるようなものだから、シャープがコスト的な競争を強いられた場合、海外などの他工場を使うことは自社の製品のレベルを下げてるって解釈される。既存の製品は差別化が機能しなければコスト的に競争できないことになるし。まぁ、工場のブランドが環境対策によるものであれば話は別だけど。とにかく、海外他社の多くがEMSに依存してLCDテレビを作っている中このスタンスはかなり勇気がいると思う。巨大な工場を作っちゃった分、資金を回収するにもそういった手段にでなきゃいけなかったのかもしれないし。でもやっぱり、日本でしか機能するチャンスがない戦略なんじゃないかな?
自分のWorld Economyクラスのテストの質問だと、「この戦略を取った理由と、その短所はなんだ?」ってのが質問になるんだろうな。。 明日のテストはもっと単純なので、そっちのほうを悩むことにします。