アメドラのサントラ

最近アメリカのドラマはサントラに力を入れている。特に、90210の後継番組The OCと小僧SupermanのSmallvilleなど、Generation Y向けの番組にそういった傾向を感じる。選曲としてもAlt系が中心で、決してチャートを賑わせているバンドではなく、これからのバンドや、変わったVersionの曲を選んでいる。The OCなんかでは、Death Cab for CutiesThe Subwaysなどが実際に番組に出演してしまっている。これはファンが見たらかなりショックなのではないだろうか。。これって松浦亜弥が主演するドラマにケツメイシがでてるようなことだろう。(いまいち?いまいち?)
この戦略について思うのが、アメリカのGeneration Yへのマーケティングの窓口は音楽であるということ。Myspace.comの人気もニッチな音楽から来ている。アメリカという社会を考えて、若年層のニーズが多様化しているといっても矛先は限られている。ファッションでもAbercrombie, Hollister, American Eagleと3つのブランドに集中して日本のように多様化されていないし、すべて同じような服をだしている。音楽だけが、Gen Yのすべてのニーズを満たす商品だと思うのだ。これらのドラマは、多少安っぽい万人受けするストーリ展開をしながらも、音楽を利用して、「万人受けではないですよー。」というイメージをだしているのだと思う。
個人的には、ドラマReunionの80年代、90年代の音楽が、「うぉー、懐かしい!」という感じでハマってしまうのだが、これも自分のようなGen Xに対するマーケティングなのね。