Martha on Sirius

マーケティングのプレゼンが衛星ラジオ会社のSiriusだったので、どうしても動向が気になってしまう。ちょっと前まではラジオに金を払うなんて冗談だろ?と思っていたのだが、業界一位のXMと二位のSirius、成長という意味ではなかなか順調らしい。
 初期段階で音楽のセレクションや音質を売りにしていたのだが、最近は独占コンテンツに目を向け、NBA, NFLの放送権の取り合いなどよくニュースになる。加入者の数ではXMのほうが圧倒的なのだが、Siriusはコンテンツの話題作りではXMより露出度が高いだろう。同社はゲイ・女性差別やら猥談などで有名なショック・ジョックのDJハワード・スターンのトークショーの独占放送権を取得。 これだけで軽く100万人の加入者が増えると予測している。 衛星ラジオの利点は、課金ベースなので、放送禁止用語は容認される。日本語に比べ放送できない言葉が多い英語ではかなり表現のキワドさが、衛星ラジオに移ることで変わるのである。
 そして今日のニュースでマーサ・スチュワートがSiriusで番組を持つことを発表。どれぐらいリスナーを集めるかは未知数だが、話題性抜群である。
 日本でもこの人のトークショーが聞けるならお金を払ってもいいってあるかな? ちょっと思いつかない。
 この他に衛星信号を使って、子供向けのアニメをマイクロソフトと組んで、車載モニターに送るなどいろいろ面白いプランなどもあるんだけど、ラジオ放送に衛星ぶち上げて、コンテンツには多大な契約金払って、いつ黒字になるか楽しみ。