Respect the past heros

 どこでも今後のプロ野球について提言しているので、自分もそのBandwagonにのってみようと思う。 なんでこんなことを思いついたかというと、Yankeeスタジアムのオルガン奏者が亡くなったというAP通信の記事を読んだから。アメリカのスポーツ文化というのは、スポーツをとりまくすべてを尊重している。そして歴史にちゃんと目を向ける。このオルガン奏者は1967年からオルガンをスタジアムで弾いていたらしい。
 さすがに日本でアナウンサーやジャーナリスト、フィジカルコンディショナーといった人の功績がアメリカほど前にでることは今のメディア・スタイルでは程遠いことだと思うけど、せめて選手やプレイの歴史だけでももう少し中立した形で目を向けるべきだと思う。アメリカのスポーツ放映は、いままでの記録と照らし合わせながら放映することが多い。よく使うのが"The Catch"。アメフト(D.Clark)でも野球(W.Mays)でも、ボールをキャッチする名場面があり、選手のおかれた状況やPlay自体がその名場面と似ていればどんなに古い出来事でもその過去のクリップを流したり、アナウンサーが違いを話したりする。そういった名シーンがどこのチームにも存在する。 そして、親が子供に実際、自分が見たときの話などをテレビの前でする。 そんな放映スタイルがあまり日本ではみられない。みるといえば、阪神の3連続HRぐらい。 また、どんなにくだらない統計でも過去の選手の名前をちゃんと出しその選手に触れる。決してその選手が有名選手じゃないからわからないだろうということはない。だからそれが知名度にも貢献する。
  こういった歴史に触れない限り、スポーツ文化は発展しないと思う。歴史を語ることにより世代世代にバトンを渡すこともできるし、チームチームでの伝説を作ることができると思う。そして、そのチームが伝説をもつことにより、ファンからのローカル・チームへの忠誠心が生まれると思うんだよね。
  歴史を作るという観点から考えると、かなり本筋からはずれてしまうけど、ESPN的にやるのであれば、上原がペタジーニへの敬遠で涙するなど、絶好のストーリーで、あのようなシーンは使えるだけ、使うべきだと思う。そしてその出来事に関するカラムを書けるだけ書きつぶして、相違する意見をぶつけまくる。そんな話題性の高いシーンが巨人戦だけではなく、他の試合でも話題性重視でとりあげればスポーツファンではない人にとっても印象に残る歴史として築くことができるんではないかと。
  かなり独り言でした。